エストニアのタリンで街歩き
出発前は何となくの位置と国名くらいしか知らなかったバルト三国。
この旅行ではバルト海をぐるっと回ろうと決めて時計回りするか反時計回りにするか迷ったのですが、スカンジナビア半島の方が観光の本命で時間をかけて決めたかったので、時計回りに移動することに決めました。
本当はロシアのサンクトペテルブルクにもう一度行きたかったのですが、家の事情でギリギリまで旅程が決まらなかったので、ビザの申請を迷っていたんですよね。
出発まで数日あったのですごく頑張ればビザ取れたのですが、その分お金がかかるので諦めました。
サンクトペテルブルクには余裕をもってもう一度行きたいものです。
そんな訳でバルト三国は私にとって、自分なりに調べてはみたもののあまり情報がなくて良く分からないのでとりあえず行ってみよう、という国でした。
海沿いにあるし何か面白いものもあるだろう~なんていう適当な感じです。
たまたま旧市街のお祭りに日程が被ってしまったせいで、街から離れたところにあるホステルを取ることになった私。
ちょっと不便ではあったのですが、見てくださいこの街並み。静かでとても素敵。
トラムの線路に緑が溢れていて何だかアニメの世界みたい~。
と思いながら散策していたらやっぱり、タリンは魔女の宅急便の舞台になっているのではないかと言われているところの一つのようです。
ヘルシンキから来るとまず嬉しくなるのが物価の違い!
スーパーで350mlのビールが3€くらいしてたのに、ここでは500mlが半額くらいです。
スーパーのお惣菜も半額までは行かなくても何割か安い感覚だったので、思わず初日に色々と買い込んでしまいました。
もうね、船の免税店で買ったビールって何なんだろうという値段。
それはちょっと悲しかったのですが、せっかくなのでお酒買い込んでホステルで飲みましたとも。
馴染みのある感じの味わいで、飲みやすかったです。
エストニアを含むバルト三国は、人が親切で安全だよ、とガイドブックやブログに書かれているのを見ましたが本当にその通りでした。
ホステルで同室だった女性たち、夜の10時ころから街に繰り出して行くのを見ましたし。
困っていたら助けてくれるし、荷物持ってトラムに乗ってたら席に座りなさいって声を掛けてくれたり、危険な感じが全くしなかったです。
何だか日本よりも安全なんじゃないかと思ってしまうほど。
バルト三国のことってあまり聞かないので、行かないと分からないものだなぁと思いました。
フラフラ歩いていたら教会でオルガンコンサートがあったので聞かせて貰ったり。
「タリンに来たならぜひ食べてみて!」とあちこちで紹介されていたKompressorでビールを飲みながらクレープを食べてみたり。
ちなみにこのKompressor、クレープと500mlのビール一杯でだいたい8~9€くらいです。
気に入って2回行ったのですが、もっといろんな種類を試してみたかったなぁ。
声を掛けて相席させて貰った地元の方にも「ここ美味しいのよ!」って言って貰いました。
ボリュームはあるので一人一つ食べようと思うとかなりお腹を減らしていかないときついです。
甘いものよりお酒が好きなのでつい2回とも甘くないクレープを頼んでしまったのですが、次に訪れることが出来たら甘いクレープも食べてみたいと思いました。
見ごたえのある観光名所がある、という雰囲気ではないのですが、タリンは仲の良い友達や家族と訪れて、街を眺めながらカフェでまったりお茶をしたくなるようなところでした。
ヘルシンキに比べて街並みはだいぶ素朴な感じですが、ほとんどの人が英語が喋れるようですし、街はとても清潔です。
街は綺麗なのに石畳ががたがただったりして、ちょっと歩き難いところもあるのですがそれにすら愛嬌を感じてしまいます(笑)
そんな感じでタリンを記事一つでまとめておりますが、もう一つだけ紹介したいところが。
次の記事ではタリンの海に関する博物館を紹介したいと思います。