ハンガリーでのトラブル
ウィーンで一泊した後はハンガリーのブダペストへ向かいました。
ハンガリーは初めて訪れる国。
どんなところだろうとドキドキしながらバス停を降りた時、「あっここは合わないかも」と直感で思いました。
※お好きな方すみません。あくまで個人の感想です。
第二次世界大戦の傷跡をまだまだ感じると言いますか、まだこの国は貧しいのかな、という雰囲気が漂っていました。
他の都市でも同じくらい手入れされていない建物はたくさん見てきたはずなのに、少し言葉は強烈かもしれませんが、どことなく殺伐とした雰囲気を感じ取ったのです。
バス停からホステルまでは3kmくらいあったのですが、トラムの乗り方を調べるのがちょっと面倒だな、という理由で歩きました。
歩いてやっぱり後悔しました。スーツケースを引きずっての3kmは遠い(泣)
しかしヨーロッパの広域をカバーしてくれるSIMを日本で買っておいたのがかなり便利で、ここハンガリーでも問題なく使えました。
SIMがなければ宿まで歩こうと思えなかったですし、そもそもバスをこれほど駆使しての格安旅は実現しなかったかもしれません。
Google Mapを見ながら何とか辿り着いたホステルは、結構評判が良かったところで評判通り良かったです。
物価が安い国だとそこそこの金額で良い部屋に泊まれるなぁと実感。
その前に泊まったウィーンのホステルが本当にイマイチだったので、余計にそう思ってしまいました。
そしてまだそれほど遅い時間ではなかったので、ひとまず街を散策することにしました。
が、これが良くなかった。
まだダメージ引きずっているので書こうかどうか迷ったのですが、詐欺師のグループに声を掛けられたんですよ。
観光客役+偽警官役2人の計3人。
「あ、これ8割方まず間違いなく偽物だろうな」と思いましたが、男三人に囲まれてなす術もなく。
見せろと言われて渡したお金を見事に掠め取られました。
現金を抜き取られただけなのでまだましですが、ほんっとうに悔しい!
あの時観光客を装った男の声掛けに立ち止まらなければこんなことにならなかったものを……。
裏通りを歩いていた訳ではないのですが、少し人が少ない時間のドナウ川近くを歩いていてそのような状況になってしまったので、ハンガリーのブダペストに行かれる方はくれぐれもご注意ください。
後で調べたらハンガリーではそういった犯罪が横行しているそう。
全てを無視すると素敵な出会いまで逃してしまうことになりますが、危ないと思った国では声掛けも無視するべしと改めて胸に刻みました。
ちょっと旅に慣れてきた頃だったので、余計によくなかったんだろうなぁ。
お財布はいくつか分けていたのでそれほど大きな被害にはなりませんでしたし、何より刺されたりとか身体的な怪我はなかったので良かったですが、この一件でテンションが大暴落。
ちょっと嫌な空気だな、と思った時点でもっと気をつければ良かったです。
久し振りに海外で嫌な目に遭ったな、と思ったものの、思い返してみればこれまでも安全な海外旅行だけだった訳ではなく、同行者が荷物を盗まれて警察署に行ったり、襲われそうになったところを殴って逃げたこともあったなぁと……。
私の周りには、気付いたら檻の中に居ました、という猛者がいるので何となく自分はまだましと思っておりますが、そんなことはないかもしれません。
そのうちどこかで海外トラブル集も書いてみようと思います。
ちょっと笑えるエピソードでは、空港で財布を忘れたことに気付いたにも関わらず、仕事なので仕方なくそのまま海外に行ったという猛者もいます。
羽田と成田間違えた人も知ってますし。
やっぱり思い返しても、私の周りには猛者ばっかり。
まあ日本でもあれだけ詐欺やら事件がありますし、だからと言って新しいことを知るための旅を辞めるつもりはなく。
これからも気を付けて旅をしようと思った出来事でした。