プラハの夜 観劇とダンシングビル
少し話は前後しますが、プラハに着いた後、予約していたホテルに荷物を置いて街へ出かけました。
スーパーで買い物をするために適当に歩いていたところ、たまたま国立劇場の前を通りました。
音楽が好きなので「もしかして何かやるのでは」と思いチケットオフィスへ。
その日はお休みだったのですが、翌日シェイクスピアの「真夏の夜の夢」をやるということで一番安いチケットを購入しました。確か750円くらい。
チェコ語での劇なのでもちろん何を言っているのかは分かりませんでした。
でも事前にきちんとあらすじを予習していたので、何を言っているか分からないなりに演出の面白さで楽しむことが出来ましたよ。
妖精王オベロンとか女王ティターニアとか、某マンガで知っているキャラクターも出てきたので興奮してしまいました(笑)
実はたまたま日本人の学生さんたちが隣の席になったのですが「やばい、ストーリーとか全然知らないんだけど」などと言っているうちに開演し、「よく分からないから途中寝ちゃったわ」と言って終演したので、あらすじだけでも読んでおくのは本当に大切だと思います。
いくら安いとはいえ、お金も時間も費やすのに分からないのは本当にもったいないです。
しかしヨーロッパは本当に安いチケットで上質の音楽や劇を楽しむことが出来るので、ありがたいなぁと思いました。
もう一つ、夕方に訪れて写真を撮ってきたのはダンシングビル。
建築に一切興味がなかった私に建築の面白さを教えて下さった、フランク・ゲーリーの作品です。
実はプラハにダンシングビルがあるとは知らずに旅行計画を立てていたので、まさかここで出会えるとは、と思って嬉しさが倍増しました。
私がフランク・ゲーリーに興味を持ったのは六本木で行われたエキシビション。
知り合いが行きたいと言うので何気なくついていったら、その知り合いよりもたぶん私の方がハマってしまいました。
建築というかデザインは仕事でも日々接している分野なので、四次元での建築と、きちんと費用対効果、さらに言えばリスク費を削減してデザイン費に費やすという考えに深い感銘を受けた私は一瞬で虜になりました。
そこから建築に興味を持って色々調べてみたりもしたのですが、今のところフランク・ゲーリーを超える存在は私の中ではおりません。
四次元建築とか普段から頭の中では組み立てますけど、まさかそれを可視化する方法を実現している人がいるとはと目から鱗でしたよ。
狭い業界でずっと仕事をしてきたので、そういう話も自分から振らないとなかなか理解されなかったですし。
ただ尊敬していた元上司は、私が興奮してゲーリーの話をしたら同じく感銘を受け、色々と自分でも調べたそう。
と、話が逸れましたが。大好きな作品を見られてとても幸せでした。
そしてプラハではこの旅初めての外食をしました!
ホステルのすぐ隣にあるレストランでプラハ料理とビール。
全部合わせても1500円くらいだったのでとても満足しました。ちょっとしょっぱかったですけどね。
ちなみに私は酒飲みなので、体調不良で控えていた時以外は毎日飲んでます。
その辺りの話はまた今度。
プラハでの宿はホステルですが、一人部屋を選びました。
というのもミュンヘンで体調が悪い中、ドミトリーに3泊したことが自分の中でそれなりに堪えてしまい、やはり出来れば一人部屋が良いな…と思ってしまったからです。
トイレ、バス、キッチンは共通のホステルでしたが、一人部屋はやはり快適でした!
これだから社会人経験者は軟弱だ……と思いつつ、その後もホテル選びはその辺りを重要視するように。