ウィーンは中継地点で1泊のみ
ウィーンにはたくさんの観光名所があることを知っています。
本来なら数日滞在して見回るべきなくらいな場所であることも。
しかし今回は昼過ぎに着いて、翌日の朝出発というスケジュールを組みました。
理由はすでに一度観光したことがあるから。ということと、今回は行ったことのない場所を安く訪れたい、という目的があるからです。
やっぱりウィーンは少し高め……お金を握りしめて行きたい場所なんですもん。
実はプラハの次に訪れる都市として、ワルシャワを考えておりました。
北東から南東への流れを予定しており、プラハ→ワルシャワ→クラクフ→ブダペストというのが本来考えていたコースです。
何故変えたかと申しますと、プラハからワルシャワまでバスで11時間だったんですよ。
11時間……それはさすがにキツイ。
そして貧乏旅行と銘打ったくせに、どうしてもローマと言いますかバチカンに行きたくなってしまって、航空券を調べたらワルシャワ→ローマがそれなりに安く取れそうだったんです。
こうなったら方向転換するしかない、と決めてウィーンに1泊。
ちなみに当初の予定通りであれば、北から南下してきてブダペストからウィーン、ザルツブルクというコースを考えておりました。
中継として1泊のみ、しかも午後着で何をしようというのは、考えることもなくコンサート一択。
ひとまずオペラ座に行ってみるか~と思って行ったところ、立見席チケット売り場に流れ着いてしまい離れられないことに。
実はウィーンではダフ屋的なお兄さんがあちこちにいて、しかもダフ屋なのかもしれないのにそれなりに安くチケットを買わせてくれるんですよ。
なので話を聞いて買っても良いかな~と思っていたのについうっかり並んでしまいました。
その時確か時間は16時少し前。
立見席のチケット販売開始が17時過ぎ、そして開演が19時。
つまり私は立見席であるにも関わらず、始まる前に3時間ほど並んでいたことになりますね。
失敗した、と思いかけたのですが、今さら列を離れる気にもなれず並びましたよ。
立見席は三種類あって、その日は4ユーロと3ユーロの場所がありました。
何だかよく分からなかったのですが、1ユーロをケチる必要はないと思って4ユーロの場所を取りました。
チケット取ってからも次は場所取りがあります。
自分の手前のバーだけが自分のスペースとなり、それを確保するためにマフラーを巻き付けました。
私の隣はたぶん地元の方でよく聞きに来られているんだろうな、という雰囲気のおじさまで、リボンを二つ持参されておりました。
最初はマフラーでちょうちょ結びにしただけだったのですが、それだと自分の場所が分からないよ、と教えて貰ったので、両端を結んできちんと自己主張。
ちなみにこの写真は終演後なのでガラガラですが、開演直後は入り切れないほどの人がここにいました。
そして休憩をはさむたびに減っていく人……まあ、立ち見って辛いですもんね。
今回はオペラ座に行くだけのために寄ったようになってしまったウィーンですが、全く後悔はありません。
すごく楽しんだのはつい先走って記事にしてしまったほど。
たった1泊だから良いやと思って、宿泊もドミトリータイプのホステルにしました。
私以外は全員男性で、しかもちょっと微妙な感じのホステルだったので、1泊だけで良かったです。