イタリア旅行① バチカン市国を目指してローマへ
各地へ旅行をするのが好きな私ですが、実はヨーロッパは数える程しか行ったことがありません。
世界史の勉強を最後にしたのは高校一年生の頃だったか二年生の頃だったか。
世界史受験をするつもりがなかったので、世界史の授業は読書か数学の自習をしておりました。
が、あの頃の自分に言いたい。
幅広い知識を一通り持つことは悪いことではないので、とりあえず先生の話を聞いておきましょうと。
まさか読んだ小説の影響でヨーロッパに行きたいと思う日が来るとは思いませんでした。
私は何かにはまると軽率に「聖地巡礼」をしたくなるタイプのおたくなので、小説を読んだ半年後にはイタリア、というかバチカン市国を目指したのです。
しかも機内で「天使と悪魔」を復習するという浮かれっぷりで。
映画を見終わってもまだ余っていた時間で旅行で使えるイタリア語の本を読んだりもしていました。
2018年1月のイタリア旅行はANAの特典航空券を利用しました。
羽田→フランクフルトはANA
フランクフルト→ローマフィウミチーノはルフトハンザ航空
といった感じで往復。
2018年10月からはANAがアリタリア航空と提携してくれたので、この特典航空券も利用出来るようですが、私が行った頃はまだ提携していなかったので深夜着便しかありませんでした。
フランクフルトでの乗り継ぎがとても悪く、5時間くらい待たされたことをうっすらと記憶しております。
ただすでにその時点でラウンジに入れたので良かったものの、外で待つにはなかなかツライ時間の長さです。
ラウンジの仮眠室でも休みましたが、そうそう眠れるものではないですよね。
移動で疲れた体でローマフィウミチーノ空港に着いたのは24時過ぎ。
ローマテルミニ駅に移動する方法で残されているのは、レオナルドエクスプレスかタクシーだけだったので、空港で始発を待つことにしました。
慣れた旅行先なら移動できるのですが、タクシーが安全なのか、深夜の移動は問題ないのかちょっと不安だったんです。
空港のロビーには他にもスーツケースを抱えて始発を待つ人の姿が何人か。
一人旅と思しき女性もいたので、彼女の近くで私も休むことにしました。
ちょうど一年前くらいのことだったのですが、特に怖い思いはしませんでした。
朝の6時ころに空港の駅に向かうと、他の人がチケットを買うのに倣って私もテルミニ駅までのチケットを買いました。
が、この時ちょっとした失敗を。
電光掲示板で見た列車が各駅だったので、ひとまず8ユーロのチケットを買ってみたんですよ。
でも途中で分岐する列車だったようで、乗って良いのかどうかが分からない。
なので諦めて14ユーロのレオナルドエクスプレスを買い直すという無駄をしてしまいました。
慣れない土地では指定席を買うのが正解ですね。
ちょっと節約しようとして、逆に損をしてしまいました。
久し振りのヨーロッパだったので、買ったチケットをどうすれば良いのか分からずホームできょろきょろしていたら、「スタンプしないといけないんだよ」と親切な方に教えて貰いました。
このスタンプがないと罰金を払わなければならないことがあるようです。
空港内ではWifiで色々と調べられたのですが、駅には飛んでいなかったので調べきれませんでした。
早くSIMを手に入れなければ、と思いながらレオナルドエクスプレスでテルミニ駅へと向かいました。
冬の早朝ということで、空気が冷たくてとても清々しかったです。
つづく